2015/11/23

2SC1815を語る。

どこかの超有名掲示板でマニアが語り合う様なネタだけど、ちょっと Webで気になったので思い出しながら綴る。2SC1815とは
東芝が昔昔販売していた TO92プラスチックパッケージの小型汎用シリコンNPNエピタキャシャル型(PCT方式)トランジスタで、DC60V150mAというスイッチング性能で、マイコンに直結して、LEDを点灯させたり、.... させたりとかやたら多くのシーンで使わた。
PCT方式が何かはわからないが、画期的だと資料ではたくさん書かれていたのは記憶している。
私は1980年頃に、何か小型のトランジスタという場面では優先的に回路に割り付けられた。この2SC1815 と同様の規格の PNP形式の型番は 2SA1015なのだが、なぜかパーツの仕入れ先でいつも品切れなので、代替えということで2SA999という製品を多く使った。
つまり回路図上でははいつも  2SA1015 or 2SA999と記入されていた。
PNP=2SA999だが 実は2SA1015より一回り協力な性能であった。かなりきわどい使い方でも答えてくれた。銀河鉄道な番号は覚えやすかった。
NPN=2SC1815はその後現在でも定番となり、技術系の回路情報の回路図で使われ続けたが、いわゆる2SA1015程度でいいですよという基準デバイスとして世に知らしめた。そうなると、エンジニアの多くは、同じの使えばいいかなぁ的に右習え左流れといった感じで使われる、結果入手性価格共に良くなり好循環だ。別に他にも良いデバイスはたくさんあるのだが、もう逢えて他を指定する理油門歯のでそのまま、30年ほど使い続けた。その間なにやらメージャーの東芝でディスコン(discontinued)つまり中止生産調整/中止する。打ち切る、打ち切り、やめる、終わるというアナウンスがあったが、そのまま回路には記述され続けました。
しかしなぜかいまも秋葉あたりのパーツ屋には並んでいます。
同等品となっていますが、どうやら、中華製で、同党を超えて、マーキングまで2SC1815Lと書かれて販売されています、いいいのだろうか?メーカー名は UTCと言います。
その昔かなりの数を量産時に使ったころの価格でバラ売りしているのがさらにすごい。

東芝のトランジスタの番号の後ろの英語文字は  hfe値のランク分けで、
 Y(イエロー)O(オレンジ) Y(イエロー)GR(グリーン)BL(ブルー)という分類で、 BLが一番増幅率が高いロットという意味でした。
hfe分類=O: 70~140, Y: 120~240, GR: 200~400, BL: 350~700
どれも価格は一緒なのでsyが、  YまたはGRの指定が定番でした。

電子回路を設計する際、その後 SMDという組み立てプロセスが主流になりこのようなタイプのトランジスタは使わなくなx流たが、電子工作市場ではまだまだ主役であり続けて欲しい。

語りました。





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