2015/05/19

7連バリコン

現在の一般住宅にはおそらくは無いであろう、 コンポーネントオーディオ、いわゆるコンポとかステレオとか呼ばれていた時代、1900年も後半は、オーディオと呼ばれ始めた。
その中の重要な構成商品にラジオ受信を行う AM/FMラジオ受信チューナーという装置が定番であった。
1970年代から1990年までの30年間は各メーカーが物量戦的な新型製品の販売合戦が繰り広げられていた。黄金期であった。
特に1980年代初頭から、 FMステレオ放送を受信するだけではなく音楽ソースの一つとして、それら放送を磁気テープに録音する、 FMエアチエックという楽しみ方がダイブームとなった。
また複数のそれらをサポートする番組表を紹介する雑誌が定期発行され、同時に機材の紹介や利用方法を開設していた。
それまでのレコードのみの音楽ソースにたいして、それ以前はラジオによる音楽放送の受信から、
音楽番組にハガキや電話によるリクエストがブームとなりました。
 FM放送はステレオ扶桑として、高音質な放送が提供されており、音楽ファンだけではなく、商業設備でのBGMとしても利用が多く、放送側もそれらを後押しする放送が目立つようになった。「7バリコン」だが、 ラジオの受信チャンネル選ぶ際のアナログ的な構造を持つ電子部品で、電波の受信には不可欠な機械構造の電気部品で、この7に当たる数字が多いほど、高性能の証としてマニアを唸らせるキーワードであった。写真は4連バリコンでどの部分が4連なのかは見て想像がつくと思う。アルミ製の


シャフトの部分に見た通りのアルミのくし状のフィンが付いており、それらがクロスすることにより、その間の静電容量が
変化する事を利用したという実によく考えられた電気部品だ。最近はこれらの部品がなくても同様な事がデジタルに可能となり使われなくなった。

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