2013/05/25

12BH7

中学2年の8月に風邪から>急性腎盂炎という病気になり、1.5ヶ月入院した。
毎日1本の点滴をうける毎日で無事退院、月功を休めるので、夏休み後の秋休みであった。
入院中に「初歩のラジオ」という雑誌を読んだその記事に12BH7という真空管を4本使ったステレオアンプの自作制作記事があった。
今思うと、そこに書いてあった、出力トランスは、このアンプではある程度の出力を期待出来るから諸表からすると、5W、まあステレオ的表記なら 5.0W+5.0Wとでも言いますか?
近年のオーディオ機器からすれば、何?5ワットと思われるでしょうが?
使われるスピーカーにもよりますが、実際、47という真空管の3結シングルアンプ1W
そこそこの出力でも十分な音楽サウンドを楽しめる物ですよ。
この47という真空管は昔のラジオ等では定番の出力管ですが、私が初めて制作した真空アンプがこの管を2本使用したアンプです。ダルマ管とよばれる形状でいかにも昔を漂わせる
そぼ風貌は、マニア受けもする外観で、平成元年生まれの息子が初めて CDを再生するオーディオを組んであげた際にプレズントした物です。
実に変な物に移ったでしょうが、気に入っていたようです。

予算に余裕があるなら大型の方がよいとかのコメントはその後の自作オーディオに大きな影響を及ぼしたと言える。
結果的に制作をする事は無かったが、大人になった今個とある度に組みたいと思う事がたびたびある。
その制作記事では作者はバックロードホーンのスピーカーシステムで視聴しているのだが、朝から深夜まで常に聞いていても疲れないBestな組み合わせという一言が書いてあった。
札幌の時計台近くにその昔大阪屋というパーツショップがあり、展示してあった組み立てられた、アンプで音楽が流れていた、このアンプには12BH7がつかわれていた。
サイモンとガーファンクルが流れていたが、実に店内に漂う様に良い音を響かせていた。
当時まだ珍しい、ステレオカセットデッキで再生されていた事も興味がそそられた。
12BH7が4本今思うとおそらくは12BH7パラレルプッシュプル回路構成であろう。
三曲接続12BH7-PP などと略され語られる事が多い、昭和風に表現すると、家庭用としては十分な3極管大出力サウンドをコンパクトに安定安心して楽しめるアンプという事であろう。

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