2012/07/05

真空管アンプだから、ならではの

真空管アンプでは、使われる抵抗器も1Wなり3Wなどと、正規に動作をするとかなりの発熱となる。がこの熱による発熱と、真空管自体からの発熱で、部品の老化や、変色、また電解コンデンサの熱影響による早老化が発生易く、避けて通れない。
製品の寿命を短くしてしまう。
その為廃熱(放熱)を考慮した構造設計が必要だ、代表的な物は、ケースに穴やスリットを設けるなどであるが、微小信号を扱うイコライザーアンプ部等の真空管にはシールド効果を得る為に真空管にシールドカバーを取り付ける。これは放熱という意味からすると最悪なのだが。より良い音特性を得る為には仕方が無い事でもあり、いささか苦しい所だ。

また、アンプ回路でボリューム使うが、これも熱の影響で老化が早まる、いわゆる、がりオームとなるタイミングが早まる、
元々、受動素子は使わない方が懸命だが、やむ終えない、マランツのオリジナルでは音質コントロールは右左独立した定温と高音のツマミがあり、さらにボリュームコントロールではなく、ロータリースィッチを使った、アッテネータ切替方式を採用している、この方法はよく考えられており、機械式切替だが、ボリュームよりは接触が悪くならない。
それはこの切替に使われる、ロータリースイッチという部品が、切り替えるたびに接点同士をを擦り、セルフクリーニング高価で、比較的長時間安定した接触切替が可能な為である。
よくボリュームが接触不良になった際、ダメ元おまじない腕、ぐりぐりと廻したりするのだが、以外と効果はないものである。これは接触面の保護のなめ、セルフクリーニング性を押さえているからである。
ロータリースイッチのショーティングタイプは、以外と寿命は長い。

しかし、現在の電解コンデンサ(Chemical Condenser) は製品規格とシテは85℃とか105℃でえの耐久温度を歌っているのが普通だが、真空管全盛の頃のCondenserの温度耐久特性はどの程度だったのだろうか?少し気になる。

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