2013/04/27

可変抵抗器

可変抵抗器というと堅苦しく感じる、ボリュームである。
 20歳頃趣味の自作オーディオでとにかく生々しく体験出来た、いわゆる、部品で音が変わるという物を強烈に感じたパーツの一つである。
それが東京コスモス社の
 RV30YG A+Aカーブ 2連ボリューム 100Kオームである。
かなり大型であるがこれがまた、良さげに見える、手に取って見ると、質感はかなり高く感じる。
個人的には当時一般的な24サイズ規格に対してこの30規格は巨大に感じたし高価であったが、そのうち50サイズ規格など発売されるのではないか?などと思っていたが、さすが、それは無かった(笑)
よこれとN+Mカーブ2連ボリューム 50Kオームをバランスコントロールに使い、当時物議を読んだベストセラーパーツである。

元々は当時は通信工業用的な位置付け部品で、高級ランク品であった。
シンプルな構造で、作りが良く、よほど変な回路で使わない限り、ガリオームにはならな合った。
長くつきあえる名品である。
特にオーディオ用ではなく、他にオーディオ用としてデテントボリュームが同社で併売されていた。
実はこれも音が良かった。
RV30YGは大型のボリュームで、その当時良質の部品を求めるマニアは、同系列の
RV24YGというシリーズを使うケースが多かったが、この上であるRV30YGは変えた瞬間に音が良く感じれた。RV30YGは現在も3000円程度で入手可能だが、
現在の自分が54歳で、60までにはこのコントローラを使った。レコード再生アンプをもう一度くみたいと最近思っている。

2013/04/19

LF357H の魅力 今はLME49710なのかなぁーと。

LF357Hとはオペアンプ、それもオーディオ用として、今から35年ほど前に一大ブームの名石である。
まだ、当時はオペアンプはメタルパッケージが全盛で、普通に100円台でメタルオペアンプが入手出来た時代であった。
私はこれをオーディオアンプ(レコード再生用MMフォノイコライザー用)として、このアンプを使いイコライザ部左右で2個、フラットアンプ部に左右で2個の合計4個使い一晩でユニバーサル基板に組み立てた、その日の午後にコアな部分のの部品を買い出し、
夕刻までにケープの加工を済まし、夕食後から取り組んだ、専門学校1年の春であった。
当時のの愛読書「無線と実験」の制作記事では「メタルパッケージの半導体は音が良い」という所から、オリジナルに考えた回路で実現した、それなりに高価なパーツをおごったが、それでも手持ち部品の流用で10000円を切ったコストであった。
電源部は3端子レギュレータのプラスマイナス18ボルトの電圧電源で構成、温室に影響すると言われる、可変ボリュームには、アルプスのデテントボリュームをおごった。
抵抗は酸化金属皮膜抵抗の 1/2W規格で構成。
コンデンサはシーメンスの蓄層形。
夜中12時前に完成、深夜にボリュームを絞り、1発で完成。
簡単にレコードを再生した。
その時点でかなりの再生音と確認、翌日を待った。
朝から大音量でヒアリング。
このアンプはその後 3年間使い続けた。
このアンプでレコードを再生カセットテープに録音すると、音が良いと友人からも評判になった。
シンプルイズベストという物なのだろう。

また、いつか組みたいと考えていたが、LF357Hのメタルパッケージは現在はほぼ入手不可能。

ところで近年LME49710というデバイスが入手可能だ。(買える金属パッケージデバイス)

昭和後半のエネルギッシュなサウンドを再現出来るかもしれない。
その際こだわりたいのは、電源は3端子ではなく、せめて、オペアンプ( ちょうどだからここもLME49710で良いかな)を使っても良いのでディスクリート回路で組みたいと考えている。

とは書いてはみたものの調べると、大手通販サイト等でまだまだ入手が可能である事が判明、需要があるのだろう。
価格は1個3000円とかデッドストック?プレミアムプライスで驚き
良く調べると800円程度でも入手は可能な様だ。
この手の需要があるチップなら、最低生産LOTでメーカーで生産してもらい、一儲けという、輩も出て来てもおかしくはないし、実際可能だ。
当時は1個400円程度と記憶....。